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2024.06.09
お知らせ
「何故そんなに予約がとれない?」という質問が多いので事情をご説明します
治療を希望されるお問い合わせや同業者の先生方から、「何故そんなにも予約が取れないのですか?」という質問が多くあります。普段往診専門で治療や運転時間が長いため、ここに書いておきたいと思いました。
私は決して不安などを煽り患者様を囲うような営業の仕方は致しません。
よく患者様が過去に出会った先生の体験談を治療中に話される内容を聞くと、意外と患者様を囲うような営業の仕方をしている施術者が少なくないと残念に思います。
予約の取れない状況にいくつか事情がありますので、ご理解いただけますと幸いです。
1.重度の病気をお持ちな方が患者様に多い
脳血管障害の後遺症、難病、膠原病、精神疾患、コロナウィルスの後遺症、過去にギックリ腰を多発してきた方々など、重度の病気や症状をお持ちの方からの治療希望が一定数ございます。
肩こりや疲労改善目的で治療希望をされる人もいますが、そのような方の目標は不調解消ですよね。
重度の病気や症状をお持ちの方の目標は、もちろん改善もあるのですが、状態によっては「今の状態をできるだけ維持をすること」「今よりも悪くなる進行スピードをできるだけ遅らせる」という目標も同時に掲げられます。
状態が重ければ重いほど基本的には治療期間がかかり、お付き合いが数年に渡ることもよくあることですので、中々予約枠が空かないという事情がございます。
私も「人生の最後ができるだけ苦しくならないように」「できるだけ生活の質が低下しないように」と改善・予防治療を組み立てていきます。
2.ご紹介が圧倒的に多い
私の最大の特徴としては、ご家族様などをご紹介していただける割合が圧倒的に多いことです。
確率では約7割以上のご自宅で一緒に息子さんやお母様などがご一緒に治療を希望されます。最初はご本人お一人様が治療を受け、回数を重ねるとご家族様やご友人様の連続希望をされることで、一件お伺いすると数時間滞在することが少なくありません。
最近では稼働率が高くなっているため、基本的には1件につきお二人様までとさせていただきまして、隔週で治療を受けるご家族様が変わるように組まれる患者様もいらっしゃいます。
また、近頃怖いニュースが多発しています。治療師を招く患者様側も他人を家に入れることに抵抗がある人も多いと思いますが、伺う治療師側も最初は正直怖さがあります。ですので、ご紹介で治療のご縁をいただけることは、このような事情からも安心で優先にさせていただいております。
3.不調改善後に予防として継続される患者様も多い
私は、不調が改善すれば全員卒業という考えを持っていなく、ある程度不調が改善したタイミングで選択肢をお伝えしています。
患者様も「あんな目に二度と遭いたくないので、治療を継続して予防をしていきたい」「自分のパフォーマンスを維持するために頻度を少し下げて治療を継続したい」「将来の同窓会のために健康で若々しい体をできるだけ維持したいから美容鍼も加えて続けたい」という方々は結構いらっしゃいます。
東洋医学は予防医学でもあるため、患者様が気づかない筋肉の硬さの発生や血行不良を定期的に治療をさせていただいていると治療師が早期に発見し解消できるため、ホルモン分泌や細胞のターンオーバーの周期を極力遅らせない治療ができます。
- ①改善後はいったん卒業する
- ②改善後も頻度を下げずに継続する
- ③改善後は少し頻度を下げながら継続する
このようなご提案をさせていただき、継続希望が多いことからも中々新規の予約枠が発生しない状況です。私は大きな病気になる人が少しでも少なくなるように、大きな病気を発症したとしても日頃のメンテナンスで軽いステージで済むように、人生100年時代の末期の生活が極力苦しまないようにという治療目標が一番にあるため、このような治療スタイルでさせていただいております。
4.一人で動いているため枠が限られる
私は店舗を持たず、往診治療一本で治療をしています。
店舗型ではスタッフを雇いながら鍼を刺すのは私で抜鍼は他のスタッフ、鍼を刺すのは私で灸やマッサージをするのは弟子などと振り分けて多くの患者様を診る環境をつくれなくはないのですが、今は自分一人で全てのこだわりを強く通せるお一人様マンツーマン治療を通しています。
このような事情がございまして、お問い合わせからのご新規枠が発生しない状況が続いております。将来は店舗型も視野に入れておりますが、「来てくれると本当に助かる」「自分の家で治療を受けられることは最高の贅沢だ」と言っていただける患者様ばかりで私もやり甲斐を感じているため、当面は今のスタイルを継続します。
その中でもご縁を大切にしておりまして、テレビ出演や書籍出版のタイミングに合わせて公式LINEやSNSなどで時々ご新規一枠を空けられる時はアナウンスをさせていただいております。
ご理解いただけますと幸いです。