40代以降、多くの人が経験する更年期症状。本書ではプレ更年期（35～45歳）からカラダとどう向き合うべきかを書かせていただきました。

ほてり、イライラ、倦怠感、動悸、睡眠の質の低下など、その現れ方はさまざまですが、共通しているのは「自律神経の乱れ」が深く関わっていることです。

本書では、ホルモンバランスの変化が自律神経にどのような影響を与えるのか、そのメカニズムを基礎から丁寧に解説しています。専門的な内容も、図や例えを用いながら、医療の知識がない方でも自然に理解できるよう工夫しました。

さらに、ただ知識を得るだけでなく、“毎日の生活の中で“実際に整えることができる” 具体的な方法を豊富に紹介しています。

   

▼本書で取り上げている主な内容

• ・ホルモンの変動が自律神経に与える影響

• ・不調を引き起こす生活習慣とその改善ポイント

• ・メンタルの揺れを軽減する思考と感情マネジメント

• ・呼吸法や姿勢、筋肉の使い方など、体から整えるメソッド

• ・自分の体質タイプ別診断

• ・症状別アプローチ（疲労感、焦燥感、冷え、頭痛など）

 

どれも東洋医学的な考え方に基づきつつ、日常で無理なく実践できるようにアレンジしています。

▼更年期は「衰え」ではなく、“調整の時期”

更年期という言葉には、どうしてもネガティブなイメージがつきまといがちです。
しかし、心身の変化を正しく理解し、適切なケアを続けることで、この時期はむしろ 「これから先の人生を軽やかに過ごすための再スタート」 になります。

本書は、不安やつらさを抱える方が、自分の体と心の状態を客観的に見つめ直し、必要なケアを選べるようになるための“実践ガイド”として仕上げています。

▼こんな方に特におすすめです

• ・更年期による不調を感じている

• ・自律神経の乱れを整えたい

• ・日頃から沢山の人をみる経験豊富な施術者の声を知りたい

• ・今日からできるセルフケアを知りたい

• ・心身の変化に不安を感じている

更年期は、一人で我慢するものではありません。
知識とケアの習慣を身につけることで、体は確実に変わっていきます。

『更年期と自律神経をととのえる本』 が、みなさまの毎日をより穏やかに、前向きに過ごすための一助となれば嬉しく思います。

そして、個人的には2023年に出した「自律神経にいいこと大全１００」のワニブックスさんで同じチームメンバーで今回の書籍を出せたことも日頃からご縁を大切にしているため大変うれしく思っています。

2025年11月14日　初版発行

発行所　株式会社ワニブックス