午前のオープンキャンパスはこれから進路選び、学校選びをされる方々へ私からも少し話てほしいと言われ参加させていただきました。

私は呉竹で良かったと心から思っています。臨床に出てから思うことは北関東では唯一「あん摩マッサージ指圧師」の資格が鍼灸と一緒に取れることです。また、もうすぐ１００周年を迎える歴史のある学校なので、求人も充実しており、卒業後の進路にも強い学校です。活躍している先生の講義なども充実しています。

大宮校の先生方はとにかく優しくて、一生懸命に国試を受からせようと寄り添ってくれる先生が多いためオススメです。

そして午後は、半年前にお声をいただいた９０分間の講義をさせていただきました。

私たちのポジションは、病院や接骨院、整形外科、整体などに行っても不調が良くならなかった患者様が、鍼（はり）というイメージが怖いながらも挑戦してみようとする方々を、どう安心させて五臓六腑を整え、自律神経を安定させ、不調を改善させていくかという話を中心に講義をさせていただきました。

鍼を受けられたことのない人は、名前だけでおっかないと思う人も多いですよね。

肩こりでも脳梗塞の後遺症を抱える人でも、その人にとっては辛く不安な不調をどう寄り添って改善していくのか。技術と知識以外にも臨床には「心の拠り所になれる治療師」という存在がとても大事なことです。

また、大宮呉竹医療専門学校では当時授業を教えていただいた先生方が今も沢山在籍されていることも卒業生としては嬉しいことです。今回、勤務していた頃の同僚が協力してくれたり、専門時代にクラスが一緒だった同級生が来てくれたり、学校の先生から長野で開業しているにも関わらず「森田の話を聞きにきたよ！」と、同窓会ができた気分にもなれたことも挑戦して良かったと思えました。

普段は患者様がそれぞれ不調を少しでも改善するために頑張っていますが、そんな患者様方にも自分が率先して挑戦することで良い刺激になっていだたきたいという気持ちで苦手なこともチャレンジし続けています。

途中に実技も入れましたが、当時自分が学生の間に考えもしなかった質問が沢山いただき、また良い質問が多く、この業界の未来は明るいと思えました。

今後そのサポートもできたらなと思います。

暗いトンネルから抜け出せない患者様を一人でも救う。この目標をクリアするためには一人では叶えないと日々痛感しています。

同じ志を持つ方々に出会えて、沢山の方が参加してくださり感謝いたします。

講義で使ったスライドを一部ご紹介

患者様は様々なことを考えながら来院されることをお話しました。

様々な不安を抱えて来られますよね。

スタッフがやる気満々なことは良いことですが、時には悪気が無くても患者様が困ってしまうケースをお話しました。

新入社員が入って来たときに起こるあるあるです。時には気持ちを抑えることも大切。

私たちは、患者様の身体を触らせていただいて経験を積み、レベルアップをする。常識を教わる。気遣いの仕方を教わります。

そして、レベルアップして患者様に還元をする。治療師と患者様がお互いに尊重し合える関係をつくることで、良い治療ができると話してきました。