TC鍼灸マッサージ院

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2024.06.11

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治療に関するよくあるQ&A

普段治療やSNSをやっていて、鍼灸やマッサージに関するよくある質問を記事にしておこうと思います。

 

  • 「これから鍼灸に挑戦してみようかな」
  • 「普段マッサージを受けていての疑問」

 

など、鍼灸に怖いイメージがあったり、マッサージ中に思うことが少しでも解消できるように書いていきます。

「はり」って痛くありませんか?

これは、鍼灸師の技量や流派によって異なります。私自身鍼灸治療を受けるのが好きですが、どうせなら痛くなく効いてくれたら嬉しいと思う方なので、自分が行う技も極力痛くなく不調を改善する流派を選択しています。

そのような先生は現在増えており、痛みを感じにくい髪の毛ほどの細い鍼を使用するところが多いです。時には毛穴に入ってしまうと痛みが続く場合がありますが、その時には「今のところ痛かったです」と鍼灸師に伝えていただければ直ぐに打ち直しますので気軽におっしゃってください。

同じ鍼灸院で数名鍼灸師がいる場合には、先生によって技術力が異なります。初めての先生が痛かったとしても他の先生を希望して大丈夫だったという場合もあります。

鍼灸に流派ってあるのですか?

非常に多くあります。ここでは私が専門学校の選択科目で分かれていた3つの流派だけご紹介いたします。

日本伝統鍼灸(経絡治療)

私も主におく流派ですが、日本の伝統的な流派であり、全身に浅く鍼をして内臓や筋肉へアプローチしていきます。日本鍼灸は繊細な日本人に合わせて、鍼管(しんかん)という細い管に和鍼を入れて刺すことでいつ打たれたか分からないくらいになります。刺入する周囲の触圧覚を刺激することで痛覚をごまかせることを上手く利用しています。

中医学鍼灸

東洋医学のルーツは中国ですが、中国鍼といって太くて長い鍼を使い、深く指すことも多い流派です。よく韓国ドラマなどで出てくる鍼はこの種類なので、女性を中心に怖くて痛いイメージを強くお持ちの方が多くいます。中には痛みを少なくするために和鍼を使用してアグレッシブな技をする先生も日本では多くいます。

現代鍼灸

こちらは内臓へのアプローチよりも筋肉に対して行うことが多く、西洋医学的な考えを元にパルス(電気刺激)などを使用することが多くなります。接骨院や整形外科で鍼灸をやっている場合は、現代鍼灸を主にする先生が比較的多い印象です。腰が痛い場合には腰に打つという局所的な治療が多くなります。

治療を受ける理想的な頻度はありますか?

基本的には、最初頻度を高くした方が改善しやすくなります。なぜなら、不調が強い場合には治療をしても状態が戻りやすいからです。よくある相談の一例で、「以前に辛い五十肩を3週間に一度のペースで鍼灸院へ通っていたのですが、全然良くなりませんでした」と不満を漏らす方がいらっしゃいましたが、治療師の技術力は別として、どうしても最初頻度が少ないと前回行った形跡がない間隔では状態が横ばいになり、時間とお金が無駄になる可能性が高くなります。自費負担ですが無駄にはならないように慎重に選びましょう。

また、改善度は少々でメンテナンスの感覚で受けるなら最初から間隔をあけて受けるのもアリだと私は思います。ここら辺は治療師の考え方と技術力によって異なるところなので、興味のある鍼灸院へ電話をして聞いてみると確実でしょう。本院の場合は、往診治療のためメールや公式LINE、SNSのDMでご対応することがほとんどです。不調度合いにもよりますが、ギックリ腰など急性の場合には特にできるだけ早く受診し(早ければ早いほど、早く改善します)、最初は3日に1回程度の間隔を数回はじめた後に週1回、隔週と延ばしていくと早く改善します。

マッサージが痛い場合には伝えていいの?

伝えて良いです。「先生が気を悪くするかな?」などと思われる優しい人も多いですが、治療師側も言って頂き適切な強さを調整できた方が良い結果が出やすくなります。治療師は筋肉のテンションから適切な強さを探っていきますが個体差があり、本人が感じる「気持ちがいい」「痛い」という感覚が正直な反応です。強くても痛気持ちいい程度までが良く、痛いという感覚は体の防御反応が働き、筋緊張がより強まる危険性があります。強揉みが好きな方も中にはいらっしゃいますが、もどりやすく高頻度で通っている患者様も少ないため気をつけましょう。

この前行った所の先生が高圧的or失礼な態度をとられたのですが、行き続けるべきですか?

私はオススメしません。サービス面と技術が良いところはありますし、技術だけで通用する時代ではないと思っています。また、患者様への接客の気づかいがしっかりと出来なければ、小さな不調に気が付くことや気血の扱いをすることは難しいと私は考えます。不快と思ったからこその質問だと思いますし、この質問は意外と多く残念ではありますが、他のところで自分に合う先生を見つけられると良いでしょう。

一回だと評価しにくい治療だと思うのですが、良い治療と見極めるポイントはありますか?

鍼灸の質問でここが非常に多くあります。マッサージですと気持ちの良さで見極めやすいかと思いますが、鍼灸では五臓六腑(内臓の働き)の調整から徐々に効いてきます。私は日頃時間が空いた時に様々な鍼灸院へ行って受ける方ですが、良い治療の場合は一回目でも治療後にどこかしらが楽に感じるはずです。「体が軽くなった」「体がポカポカして気持ちが良い」「首の回る可動域が上がった」「次の日目覚めがいつもより良かった」など。

また、最初の不調度合いをスマホなどでメモをしておくことをオススメします。なぜなら、皆さま良くなった症状は忘れやすいからです。辛い症状が目立つため無理もありません。中には改善症状を忘れてしまって、状態が全然良くならない=治療効果がないのでは?と勘違いされてしまう人がいます。私の後輩には改善した症状も治療中などで患者様と確認することを勧めていますが、確認されない場合は数ヶ月前や一年前の症状を覚えていることは難しいためメモすることをオススメします。

鍼を受けるの人は何歳が多いですか?

一般的には40代から上の世代の方々が多いと思います。私の場合は少し変わっていて、10代〜80代の方々が比較的均等にいらっしゃるため珍しいです。また、鍼灸院によっては「小児鍼(しょうにしん)」を中心にやり、夜泣き、かんの虫を中心に幼児に対して治療をする所もございます。

現代では脳血管障害の後遺症や難病など、比較的重度の症状でも20〜30代と若くして発症される人も非常に増加しています。悪くなってからだけではなく、是非日頃の疲労やストレスの解消のために予防目的でも受けられてください。

やはり、鍼が怖いと思ってしまいます

身構えないような自然の流れで鍼を刺したりと様々な工夫はしますが、それでもどうしても苦手だという方も中にはいます。その場合に私は、「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格も持っていますので、お灸&マッサージでご対応させていただく人もいますのでご安心ください。本来はり・きゅう・マッサージができると相乗効果が生まれますが、お体に合わない場合は対応策がありますので遠慮なく相談されてください。先生によってはマッサージをしない場合もあるため、心配な場合は事前に連絡し確認すると良いでしょう。

 

また今後よくある質問がありましたら更新したいと思っています。

鍼灸治療やマッサージは患者様の声も治療のヒントになる分野ですのでコミュニケーションが大事になります。ですので、何気ない質問でも丁寧に返してくれる先生が多いですし、精神疾患や認知症などで忘れやすく何度も同じ質問をしてしまう事情でも把握して対応をいたします。

「怒られないように」「恥ずかしいから」という気持ちも分かりますが、お伝えができるとより正確な治療構成が組み立てられますのでコミュニケーションを取ってみてください。

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